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2009年12月04日(金)

毎年5月に東京ビックサイトで開催されるビューティワールドジャパンのメインステージで「ストレスフリーマッサージ」のデモンストレーションを行いました。

ビューティワールドジャパンは、今年(2009年)で11年目を迎える、3日間で延べ52000名のプロの方が足を運ぶ日本で唯一のエステティックの祭典です。

セミナー開催の一時間前には、ステージ前にお客様が続々と集まり、300名の席に対して800名を超える人・人・人の波!
不景気な時代とは思えない活気でした。いや、むしろそんな時代だからこそ次の打ち手に向けて、アンテナを張っている方が多いのかもしれません。
ステージ裏の控え室で、主催者の方やステージ関係者のスタッフの方々が「すごい人数です!」とか「マイクの音量、大きくしないと聞こえない!」と、バタバタと走り回っている中、たくさんの方にお集まりいただけたことを聞くと、ありがたいというか、ホッとしたというか・・・。
オファーをいただいてステージをつとめさせていただけるということは、集客できないと主催者の方にも申し訳ないので、たくさんいらしていただけると本当にホッとします。
よく「大勢の前で、緊張しませんか?」ときかれることがあります。
お忙しい中、遠いところからお集まりいただけたと思うと、できるだけたくさんの情報をお伝えしたいと思い、緊張するどころか、あれもこれもお伝えしたい・・・と身が引き締まります。そして正直いうと、人数が多ければ多いほど、うれしくなります。その想いのあまりに、早口になることも、しばしば・・・。
デモンストレーション用のヘッドマイクをセットされ、オンタイムでスタートです。

今回は、80年代の日本が元気だったころの勢いを象徴する音楽で入場したいと思い、角川映画「汚れた英雄のテーマ」で入場しました。バイクの排気音で始まる前奏で、いやでもテンションが上がります。

前半は、「ストレスフリーマッサージ」のメソッドをお話します。


15年以上前から温めてきた「ストレスの段階別のフェイシャルマッサージ」。
そのころは、ストレスフリーという言葉もまだありませんでしたが、いつかエステティックの世界でもこういうマッサージが必要とされる時代がくるのではないかと思ってきました。
今回発表する技術は、フランスやポーランドなどヨーロッパで先に発表しました。
まさに今のストレス時代に対応する新マッサージ技術です。
ストレスは、脳の大脳基底核から発信される信号で表情筋に与える影響も大きく、大きなストレスや恒常的なストレスは、暗い疲れた印象をもたらします。若々しい表情づくりには、表情筋の疲労を緩和し、脳への快刺激でストレス信号の元を癒せるようなマッサージが効果的といえます。
マッサージ後には、芯から疲労が解放され、表情に見違えるほどの変化が期待できます。
大脳生理学に基づいた脳と表情筋との関連やストレスに関連の深い筋肉の種類など、弊社の講習で3時間かけての内容からピックアップして、お話しました。
後半、デモンストレーションを行います。

たくさんの方にテクニックがよくわかるようにカメラで大画面に映し出されながら進行していきます。


ハンスセリエ博士のストレス学説によると、ストレス状態は、大きく分類すると①警告反応期(ストレスの初期)②抵抗期(ストレス中期)③疲弊期(ストレスの末期)の3段階あり、表情筋の影響・心身の状態や求める快感に違いがあります。
このストレスレベル別のハンドテクニックをそれぞれ12分半のマッサージで組み立て、全100行程をすべて紹介しました。

ストレス後期(疲弊期)の疲れきったお客様への施術は、首を横に倒した状態で行います。


これは、皮膚温を0.5℃上げたいときにおすすめのヴァントゥーズ(仏語で吸盤)という手技です。
手のひらをそっと密着させ、パッと垂直に離して毛細血管の血流を表面に集める手技です。

皮膚温を少しあげたいときはこれくらいの距離まで手を動かし、

皮膚温の低い方にはこれくらいまで手を動かします。

プロのエステティシャンは「理論背景に基づいた技術」をバリエーション多く知りたいと思う方が多いので、時間の許す限りすべての技術の理由を解説しながら、デモンストレーションしました。

理由がわかると技術は俄然楽しくなります。
お客さまごとに、臨機応変に技術を対応できるのも理屈がわかっていてのことです。
そして、皮膚をはじめ人体の各器官は、手をかけるとそれに応えてくれるので、施術のやりがいもあるものです。

1時間というステージ時間は、長いようであっという間でもありますが、半分以上の方は立ったままでご覧いただき、またメモを取られたりと、皆さんのご熱心な姿をステージから拝見し、逆にたくさんのパワーをいただきました。

今回は、ステージアシスタントとして、エルクレスト代々木上原店の大石明美チーフにお手伝いいただきました。

エルクレストさんは、定期的にスタッフのスキルアップ研修で伺っている大変教育熱心な男性経営者率いる東京のエステティックサロンです。

スタッフの方も大勢ステージ前に駆けつけていただきました。

株式会社エルクレスト 中込歳哲社長です。
ステージ前にいらした方の中には、何年かぶりにお会いした方も大勢いらっしゃいました。
20年前にお勤めしていた滝川エステティック学院時代のスタッフや、以前社員教育で伺った大手エステティックサロンの担当者の方、お世話になったメーカーの教育担当の方、受講に来ていただいていたサロンオーナーの方・・・ちょっとした同窓会気分です。
それぞれの地域でそれぞれの立場で、がんばっていらっしゃる様子が伺えて、とても励みになりました。
これからも現場で活用できる技術やエステティックノウハウを確立し、伝えていきたいと改めて心に誓いました。
