終戦記念日セレモニー(1)
フランスでは、11月11日は、第一次世界大戦・終戦記念日で祭日です。
「ヒデミ、ディープなフランスを見せてあげよう」
代理人小林さんの夫ジョンが、終戦記念セレモニーに誘ってくれました。
12時になると寒い雨の中、シャンブルシーの街中の人が、丘の上の墓地に向かって、歩き出します。
あいにくの天候です。
途中、紅葉がきれいでした。
祭日用のフランス国旗が飾られています。
1週間前には、お墓参りをしてお花を飾るそうです。
途中、風で何度テントが飛びそうになったことか・・・。
足先の感覚がなくなるほど寒い中、音楽隊の演奏が始まりセレモニーがスタートです。
とても厳かで、寒さを忘れるほどでした。
トリコロールの「たすき」をかけたシャンブルシー村長があいさつします。
お花まで、トリコロールです。
次々と献花が手向けられます。
大きなもみの木の下で、地元のコーラスの皆さんが歌を歌います。
「蛍のひかり」をフランス語で聞けて、感動でした。
毎年、地元の小学5年生が軍歌を歌います。
歌詞の内容は「さあ、みんな立ち上がって、相手をぶっ殺せ・・・」という意味ですが、
軽やかに子供たちが輪唱しているミスマッチ具合が、逆に今の時代の平和さを感じます。
私の隣でいたおじいさんの胸には、誇らしげなメダイユがたくさん・・・。
第二次世界大戦の終戦記念日は5月8日ですが、祭日ではなく、
フランス人にとっては、第一次世界大戦の終戦日のほうが重要なんだそうです。
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